朝鮮訪問ジョイント報告会のご報告をいたします。
日時:11月24日(土)、18時ー21時30分
場所:品川区きゅりあん第3講習会室
講師:米津篤八さん、崔 勝久さん
先ず、講師の米津篤八さんは、ハンクネット(朝鮮人道支援ネットワーク)を通じて朝鮮の孤児に粉ミルクを送る活動を長くされ、平壌や元山の孤児院や育児館を7回にわたり訪問されてこられた、朝鮮語の翻訳の第一人者です。
昨今の朝鮮の「発展」はめざましく、国際的な経済封鎖が続く中でどうしてそのようなことが可能なのか、朝鮮の実態はどのようになっているのかに関して、参加者の中には朝鮮を実際訪れた方が複数おられ、朝鮮の状況を実際に見てきたことからの意見、情報交換は大変有意義でした。
米津さんの最新の40分の映像は、本年9月のハンクネットの第10次訪朝団の
もので、10年前の孤児院を訪れたときのものも挿入された、朝鮮の現状を知る、大変興味深いものでした。
ビデオの後、米津さんは、次のテーマでお話しされました。
1.生活レベルの急速な向上
2.金正恩委員長への支持
3.地方経済の活性化
4.科学技術の発展
5.交通・エネルギー事情の改善
朝鮮市民の生活レベルの向上には目を見張るものがあり、10年前には想像もできない程、日用品が多様化されており、お菓子や化粧品など、現地で入手した品物を、提示しながら米津さんから説明がありました。
平壌の孤児院、育児院の施設及びその中での介護の実態は映像から見る限りすばらしく、市場経済を最優先する日本のような社会では実現不可能なようなものでした。平城などの大都市だけではなく、地方都市の発展も目覚ましく、高層アパートの建設、スキー場開発などリゾート開発なと地方経済の活性化も進んでいます。
また、ITへの取り組みも積極的で、マスゲームの入場券もUSBやQRコードのカードで対応したり、固定電話と違い電話通信網のインフラ整備が不要なスマートホンの普及率が高く、既に500万台に達するとのことです。(ハードは国産)電動自転車、電動自動車も徐々に普及しています。
なお、会場からは、妹が平城で生活されており、朝鮮に何度も訪問され「朝鮮学校のある風景」(隔月発行)や民族学校に生徒への奨学金制度の運営にかかわっている金日宇さんのお話しがあり、朝鮮では特に教育に対する情熱が強く、将来的にはインターネット利用を含めた国民全員の大学卒業の実現を目指しているとのことでした。
その挑戦の可能性は確かにあるのでしょうが、貿易の道が閉ざされ内需しかない状態でその維持が可能なのか、その解決の道は南北の交流にあるようです。では日朝の関係はどうか、これは彼の意見では、南北間及び米朝間の交流が進む中で孤立を恐れる日本が(実際、朝鮮への經濟進出を願う企業も多いとか)朝鮮へのアプローチを求めるようになるだろうというご意見でした。
果たして朝鮮半島の平和実現への関わりを積極的に進めず、朝鮮への圧力を強調するだけの政府とそれを支持する日本国民の実情からすれば、自発的な日朝関係の改善を進める動きがなされるのはむつかいかもしれません。しかし彼は楽観的でした。そうかもしれません。
崔 勝久さんの報告については、ブログ「オクロス」をご覧下さい。
訪朝の三つの目標(①実父の遺骨散布 ②慰安婦のと面談 ③原爆被害者はとの面談)の内、今回は①のみが達成されたが、②と③の目標については
今後の課題として残されました。
平壌の空は青かったー「偉大なる祖国」の光と影(A)
(1)はじめに
(2)父の遺骨の散布
(3)北の被爆者と元慰安婦ハルモニについて
平壌の空は青かったー「偉大なる祖国」の光と影(B)
(4)マスゲームの素晴らしさ、
(5) 北朝鮮への帰国事業とは何だったのか
平壌の空は青かったー「偉大なる祖国」の光と影(C)
(6) 信川の博物館を訪問して
以上