スロバキアの原発

スロバキア
Slovakia

 ボフニチェ(BOHUNICE)3、4号機(VVER-440、合計98万kW)と、モホフチェ(MOCHOVCE)1、2号機(VVER-440、合計94万kW)が運転中である。2010年の原子力による発電電力量は135億kWhで、原子力シェアは51.8%(前年度比3.1%増加、シェア53.5%)で、原子力シェアは中東欧諸国で最大。ボフニチェ1、2号機は度重なる事故のため西側諸国から安全性を指摘され、EUに加盟するに当たり2006年12月に1号機を、2008年12月に2号機を閉鎖した。モホフチェ発電所は、1983年に建設を開始したが、資金難から1991年に建設を中断。1、2号機はチェコ・エネルゴプロエクト社、ロシア・エネルゴプロジェクト社、仏EDF、独シーメンス社、仏フラマトム社の合同企業により、1996年に建設を再開した。両機ともロシア製VVERであるが、西側の技術改良が加えられ、1号機が1998年10月に、2号機は2000年4月に運転を開始した。3、4号機に関しても2009年6月に建設を再開。2012年から2013年の運転開始を目指している。さらに2008年4月、ボフニチェ5号機建設に向けて合弁会社JESS社が設立された。欧州加圧水型原子炉(EPR)、出力120万kW~170万kWを2025年頃に運転を開始したい意向である。

スロバキアの原子力発電所一覧

スロバキア一覧

 

スロバキアの原子力発電所地図