ベトナムの原発

ベトナム
Vietnam

ベトナム政府は電力需要に応える切り札として、2009年に4基の原発を建設する計画を承認し、2014年にも着工する予定でしたが、当初案は資金難や人材不足で延期が繰り返されてきてきました。日本は「オールジャパン体制」で、ロシア、韓国、中国、フランスなどの企業と受注を競う中で、ようやく合意にこぎ着け、2011年9月に第2原発建設の協力覚え書きを取り交わしました。

直前の計画では、ニントゥアン第一原発2基はロシアが受注を予定して、2028年に、日本が予定した第二原発2基は2029年に稼働、各100万キロワットで、計400万キロワットの設備となる予定でした。
三菱重工業、日立製作所等が受注を目指していたが、2016年11月22日、ベトナム政府は、財政難と住民の反対を理由に、建設計画の中止を決めました。