ベルギーの原発

ベルギー
Belgium

エネルギー資源に乏しいベルギーは、1970年代の石油危機以降、原子力発電開発を積極的に進めてきた。しかし、1999年に段階的な脱原子力政策を掲げる自由党、社会党、緑の党の3党連立政権が発足、脱原子力法案が2002年6月に議会へ提出された。産業界は強く反対したが、与党3党は議会の150議席のうち94議席を獲得していたため、2003年1月、電力供給に支障が生じないことを条件に脱原子力法が成立した。オランダには1969年3月に営業運転を開始したドーデバルト原子力発電所(DODEWAARD:BWR、6万kW)と、1973年10月に営業運転を開始したボラセラ原子力発電所(BORSSELE:PWR、51.5万kW)がある。政府は1986年のチェルノブイリ事故をきっかけに原子力推進政策を見直し、1995年には新規発電所の建設は行わないとした。

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