南アフリカの原発

 

南アフリカ
South Africa

南アフリカ)の原子力発電所は、アフリカ大陸における唯一の稼働中の原子力発電所で、電力需要の多いケープタウンから北約30kmのクバーグ(Koeberg)に立地している。クバーグ原子力発電所(PWR、2基各94万kW)は1978年に建設を開始、1号機が1984年に、2号機が1985年に運転を開始した(表1参照)。原子炉の設計は米国ウェスチングハウス社が担当したが、当時アパルトヘイト(南アフリカの人種差別政策)に批判的だった米国の経済制裁を受けていたため、フランスのEdF、Framatome(フラマトム、現Areva原子炉部門)社を中心としたフランスのコンソーシアムFRAMATEGが建設を担当した。同国はかつてアパルトヘイト政策(人種差別)を推進した核保有国であったが、NPT加盟前の1990年代初頭までに自主的に核を放棄した国である。

 

南アフリカの原子力発電所一覧

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南アフリカの原子力発電所地図