メキシコの原発

 

メキシコ
Mexico

メキシコは豊富な石油資源を有し、世界有数の石油輸出国である。政府は外貨を獲得できる石油資源を温存するため、1938年にエネルギー部門を国有化した。1972年になって、米国のジェネラル・エレクトリック(GE)社に675MWeのBWR2基、三菱重工にタービン発電機を発注することを決定。2014年3月にエネルギー省が発表した「2013年から2027年までの国家戦略(ENE)」では、エネルギー供給保証と環境影響的配慮から原子力の利用は維持されるものの、原子力発電所の新規建設,原子力発電拡大構想が撤回された。

メキシコ連邦電力委員会(CFE)は2006年3月14日、急速に高まる電力需要に対処するため、停滞した原子力発電開発計画を拡大する方針を示した。CFEは年率4%以上で電力需要が推移すると予測し、2020年までに40億ドルを投じ、新規原子力発電所の運転開始を計画している。CFEは現在運転中のラグナベルデ1、2号機に関しても、5,000万ドルを投じて両機の出力増強を計画している。

メキシコの原子力発電所一覧

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